令和 3年 9月第4回定例会令和3年第4回定例会
瀬戸内市議会会議録 令和 3年 9月 9日(木曜日) ─────────────── 出 席 議 員 ( 18 名 ) 1番 木 下 公 文 2番 嶌 原 舞 3番 成 本 崇 4番 秦 井 誠 司 5番 川 勝 浩 子 6番 岩 田 惠 一 7番 日 下 俊 子 8番 厚 東 晃 央 9番 河 本 裕 志 10番 竹 原 幹 11番 平 原 順 二 12番 島 津 幸 枝 13番 原 野 健 一 14番 小 野 田 光 15番 石 原 芳 高 16番 小 谷 和 志 17番 廣 田 均 18番 室 崎 陸 海
~~~~~~~~~~~~~~~ 欠 席 議 員 ( 0 名
) ~~~~~~~~~~~~~~~ 説明のために出席した者 市長 武 久 顕 也 副市長 田 野 宏 教育長 東 南 信 行 総務部長 松 尾 秀 明 総務部参与 武 藤 康 也 総合政策部長 岡 崎 清 吾 市民生活部長 坪 井 智 美
市民生活部参与 浦 上 憲 治 福祉部長 青 山 祐 志 こども・健康部長難 波 彰 生
産業建設部長 難 波 利 光
文化観光部長 頓 宮 忍 教育次長 尾 副 幸 文
病院事業管理者 三河内 弘 病院事業部長 小 山 洋 一
~~~~~~~~~~~~~~~ 事務局職員出席者 局長 三 浦 光 男 次長 大 原 克 友 主幹 広 畑 祐 子 主幹 吉 久 尚 宏
~~~~~~~~~~~~~~~ 議 事 日 程 (第 3 号) 令和3年9月9日午前9時30分開議1 一般質問 質問通告事項(発言順序7番~12番)
~~~~~~~~~~~~~~~ 本日の会議に付した事件日程1
~~~~~~~~~~~~~~~ 午前9時30分 開議
○議長(廣田均議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 これより議事日程に入ります。 ここで暫時休憩をいたします。 午前9時30分 休憩 午前9時30分 再開
○議長(廣田均議員) 再開をいたします。 それでは、議事日程に入ります。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程1 一般質問
○議長(廣田均議員) 日程1、昨日に引き続き一般質問を行います。 初めに、発言順序7番、
室崎陸海議員の一般質問を行います。 18番
室崎陸海議員。 〔18番
室崎陸海議員 登壇〕
◆18番(
室崎陸海議員) 皆さんおはようございます。 久しぶりの
トップバッターで少し緊張しております。新人の議員の方々が立派な質問をするので、少々恐縮しながら質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 質問事項1は、牛窓の駐車場整備と遊歩道の設置について。牛窓町の海岸沿いを遊歩道として整備してはどうか。
フェリー乗り場付近の駐車場を有料駐車場としてはどうか。質問事項の2は、前島の活性化について。前島の何を売り物にして活性化を図っていこうとしているのか。質問事項3は、
有害鳥獣対策について。牛窓地域の有害鳥獣についてどのような対策をしているのかということで、質問をさせていただきます。 関町の海遊文化館から牛窓本町の海岸沿いを遊歩道に整備してはどうか。また、
フェリー乗り場付近の駐車場を有料駐車場にしてはどうかという質問でございます。 海沿いに道があるのになぜ遊歩道がというような、不思議がられるような質問と思われがちなので、ここにちょっと、なぜ私が海のそばに遊歩道を造れと言っているか。ここの執行部の皆さん、この建物の下側に石段がありますね。これ、あなたに質問するんですけど、これは何という建造物で、何をするためのものか分かりますか。それによってまた質問が違うてくるんですが。うなずいてくれて結構です。分かりますか。何という建物ですか、ちょっと答えてください。 (
文化観光部長頓宮 忍君「がん木と言います」と呼ぶ) ああ、そうですか。それはすごい。それだったら話が早いです。がん木というこの建造物、これは千石船が着くのに必要ながん木なんですよ。それで、このがん木がこのあたりにしかないですけれども、もっともっと長く、4世紀頃の吉備海部直の軍事基地みたいなところですから、いろんな帆船の船がこれに着くのに、干満の差があるから、それによって荷物の積卸しが、船の高さによってこの階段で歩み寄られる形になってるんですよ。それが全部取り壊されてしまって、西町のほうへ少し残ってると思うんですよ。これは、池田公の御茶屋跡、別荘の関係で、そこへ千石船が、備前藩の大きな船が横づけにせられるような形に造ってたんだけれども、それが僅か少し残っとるだけなんですよ。多分これだけのがん木を造るというたら、江戸時代には西町のほうまでずっとあれが続いとったんじゃないかと思うんです。4世紀の吉備海部直の水軍基地であり、これだけで今、建造物が健在であったならば、よその港に負けないような、物すごい軍事基地的な要素があったと思うんですよ。だから、これがなくなってしまってるから、面影だけでも、
フェリー乗り場から遊歩道で、この小さな待合室、休憩室の状態に、雨が降っても、写真を飾って、こんだけの大きな牛窓は歴史、伝統文化のある港だったんだということを宣伝文句にしていただくためにも、ぜひ遊歩道をかけて、すごいまちだったんだなというような状態で、これをどうしても遊歩道を造っていただきたい。 また、これはこの港町のいろんな船や本が出とる状態の中でも、必ず室津と牛窓は載ってるんですよ、どの本見ても。どんな本を見ても。それだけすばらしい状態で、牛窓がこれが本蓮寺。こういうふうな形で宣伝を全国に名前を売ってる牛窓のまちなんで、ぜひ遊歩道を造って、歴史、牛窓の4世紀、吉備海部直の頭領が住んでたまちから今までの、衰退があります、どこの港でも。そういうような形の中で、ぜひこれを牛窓の観光の目玉として売り出して、
近畿ツーリストが昭和45年に全国的に牛窓の港を写真つきで週刊誌に、帆船から何から、もう古い状態の写真を載せております。昭和45年のときにはまだ京阪神から牛窓へ向けて海水客なんかがごった返すようなにぎわいで、牛窓がにぎわっております。その中で、船大工のまち、これも倉橋島と牛窓しか船が造れなかったような形で、まだ現存はしてますけれども、何から何まで金がかかるような話を持って質問してるんじゃなしに、こういうんが歴史的なまちをじわじわとでも次の世代へ継続できるような形で、ぜひ牛窓のほうへ目を向けていただいて、観光地としてお金の落ちるまち、瀬戸内は確かにうちの執行部の方々と市長の手腕で、放っとってもブルーラインがあるからいろんな企業が目をつけて、すばらしいまちになりつつあります。だけど、すばらしいまちになりつつあると同時に、この古い伝統と歴史のまちが沈んでいってる。だから、両方、荷物を肩でてんびんを担ぐように、均衡するようなまちづくりをしていただいたら、もっともっとすばらしい、全国から牛窓を知らない港町の人は昔はいなかったと思うんです。とにかく九州から大阪、京都へ向かう船は牛窓港で最終的に止まって、そっから一気に大阪、京都のほうへ出ていくような状態で、本当にすばらしい港だったと思います。だけど、牛窓だけではなしに、もう全国の港が寂れていってるような状態で、ただこれから先、牛窓も新しい人がたくさん住んでくださったり、新しい世代になると思うんですけれども、そのあたりをきちっとぜひ整理していただきたい。牛窓は夕日百選にも選ばれており、たくさんの人が夕方に写真を撮りに来ておられます。市民の憩える場所として、観光の目玉としてから、海岸沿いを歴史と遊歩道としての整備をしていただきたいと思いますので、そのあたりをちょっと、市長もう簡単で、全て心の思いを言っていただかなくても結構です。副市長でも執行部の部長でも、答えてやってください。私はまたいつでもあなた方と、一般質問でなしに個人的に膝を交えて話ができるもんで、簡単明瞭で結構ですから、よろしくお願いいたします。 これで1回目の質問を終わります。
○議長(廣田均議員) 前島の活性と有害鳥獣。
◆18番(
室崎陸海議員) あ、ごめんなさい。 前島の活性化について。何を売り物にして活性化を図っていこうとしているのか、これもお答え願いたいと思います。 それから、
有害鳥獣対策についても、牛窓地域の有害鳥獣についてどのような対策をしているのか、それも答えていただきたいと思います。 これで1回目の質問を終わります。
○議長(廣田均議員)
頓宮文化観光部長。 〔
文化観光部長 頓宮 忍君 登壇〕
◎
文化観光部長(頓宮忍君) おはようございます。 それでは、私からは質問事項の1及び質問事項の2についてご答弁申し上げます。 まずは、質問事項の1でございます。関町の牛窓海遊文化館から牛窓本町にかけての海沿いの道は、海や島が見渡せるよい景観となっており、以前には、牛窓の
観光パンフレットにおいて、海辺の散歩道として紹介をしていた経緯もございます。この道は歩道と車道が分離されておらず、自動車も通行可能な道路となっておりますが、自動車等の使用においては、地元住民が生活道として使用する程度であり、観光客等の散策において、歩道と車道の分離が必須であるとまでは言えない状況であるというふうに、今のところは考えております。 しかしながら、当該道路につきましては、観光客等が散策道として利用している状況もございますので、散策道としての安全対策として、または牛窓地域の活性化のコンテンツの一つとして、どのような整備が可能であるかなど、海岸線の管理上、あるいは道路整備の状況等も踏まえながらの調整が必要であるというふうに考えております。 また、先ほどご提案いただきましたがん木です。こういったものも、機会を捉えて、歴史、文化の伝承という部分については、広報等にも努めてまいりたいというふうに考えております。 次に、
フェリー乗り場の付近の駐車場につきまして、県が管理者となっている牛窓港の港湾施設の一部となっております。このため、利用に関して、県との調整が必要となってまいりますが、有料の駐車場として整備することは、港湾施設の性格上、困難であるというふうに考えております。 牛窓地域の駐車場の確保につきましては、従前から懸案事項となっており、種々の検討を重ねてきましたが、具体的な解決策が編み出せていない状況でございます。市といたしましても、駐車場の問題は牛窓地域への観光客の誘客に当たっての課題であると認識しており、引き続き検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 続きまして、質問事項の2でございます。 前島の活性化につきましては、私からは観光振興を軸とした前島の活性化についてご答弁申し上げます。 前島の観光振興を図り、観光誘客をするための中心的なコンテンツといたしましては、前島に様々な史跡があること、
マリンスポーツの拠点があることなどが挙げられると思います。観光誘客においては、重要な史跡といたしまして大坂城築城の残石群があり、当時の石切場の状況を知ることができる貴重な史跡となっております。この残石群に関しましては、歴史好きな観光客だけでなく、他の体験活動等と併せて活用できる場所であるというふうに考えております。 次に、
マリンスポーツにおきましては、シーカヤックの体験を行う事業者の拠点となっており、シーカヤックの海上体験だけにとどまらず、隣接する島などに渡り、磯における観察等の体験活動につなげることも可能となっております。特に近年、
ビーナスロードで注目を集めている黒島に渡る一つの方法としても利用できることから、前島の重要な
観光コンテンツの一つであるというふうに考えております。これらの観光資源を生かしながら、引き続き前島への観光客の誘客を推進することにより、活性化を図ってまいりたいというふうに考えております。 私からは以上でございます。
○議長(廣田均議員)
難波産業建設部長。 〔
産業建設部長 難波利光君 登壇〕
◎
産業建設部長(難波利光君) おはようございます。 それでは、私のほうからは質問事項3につきましてご答弁申し上げたいと思います。 イノシシや鹿など、有害鳥獣に対する対策として、最近、市民の方から多く寄せられる意見といたしましては、農作物への被害を抑えるだけではなく、人との接触をどうにかして減らすことができないのかといった声を多くいただいております。市では、これまで有害鳥獣を寄せつけないための三つの方針を掲げておりまして、一つ目が、生態を知るための、まずは知識を市民の皆様に知ってもらうためのセミナーなどの開催。そして2点目が、寄せつけないための自己防衛対策の推進。これは、個人、あるいは集落によって柵などの設置をお願いさせていただく、こういったことの推進。そして、三つ目が被害を減らすために捕獲、駆除。これは猟友会の駆除班のご協力をいただきながら捕獲、駆除を行っていくと、この三つの柱を軸に対策に取り組んでまいりました。この中で、牛窓地域に関して申し上げますと、これまで市内で確認している有害鳥獣の出没の件数、そして、被害場所、こういった統計から分析をしておりますが、それで申し上げますと、長船地域や邑久地域から徐々に移動してきている実態があり、近年、比較的被害の少なかった牛窓地域で拡大する傾向となっております。牛窓地域への対策としましても、先ほど三つの方針に従って、長船地域、邑久地域で同様に進めてきた事業を継続させていただきたい考えでございます。行政と集落、さらに猟友会駆除班と連携をしながら、自助、共助、公助の総合的な取組を引き続き実施できればというふうに思っているところでございます。全国的に言えることでありますが、有害鳥獣の被害をなくす特効薬と呼ばれるものは、今のところございません。しかしながら、先進地の事例などを見ていただきますと、参考になる取組も多くございまして、例えばですが、人と動物とが共存して生きることのできる里山などの整備に力を入れている自治体もございます。したがいまして、専門家など、そして議員の皆様からのご提案など、こういったことを頂戴しながら、市民、そして行政、また猟友会、こういった方々との連携を密にして、引き続き総合的、そして効果的な鳥獣被害対策に取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 私のほうからは以上でございます。
○議長(廣田均議員)
室崎陸海議員。 〔18番
室崎陸海議員 登壇〕
◆18番(
室崎陸海議員) 1回目の質問で、
文化観光部長の説明で納得がいく面もあるし納得がいかない面もあります。どうだろうと、この県の所有地は、今のままで乱雑な状態で誰が使ってるのか分からない、ごみはまき散らして帰っていくような状態の中で、私は、これは副市長の役目、県で豪腕を鳴らせたすばらしい実績も残っておりますし、県とのつながりも強い面があります。ただ、うちの執行部では、今、部長が答えたような答弁しかできません。これはもう一般論ですから。ただ、政治の手腕というのはまた裏と表もあると思うんで、どうにか副市長のお力で、岡山県と瀬戸内市というのは親子みたいな関係じゃないですか。
そこらあたりも考慮に入れて。聞けば、ヨットハーバーの向こうの建物も、水産試験場もぼろぼろの状態で瀬戸内市に要らんかと言うて持ってこられてるようですけれども、いろんな、弊害だけ持ってこずに、この話も一応一遍、市長よりも県に顔が通じてる副市長ですから、どうか市長からもお願いしていただきたいと思うし、副市長、どうか一遍骨を折っていただけませんでしょうかね。今の部長の話ではどうにもならんような話で、どうにもならなかったら困るんですよ。これ、どうであろうと瀬戸内市の海の玄関口、まして歴史と伝統文化を誇る牛窓の一番大事な場所が、ごみと何も見るところがないような状態では困るし、大きな宝物だと、瀬戸内市にとってはね。岡山県にとってはそう重要なことじゃないと思うんですけれども。とにかく骨を折っていただけるよう、一言ご答弁いただきたいと思うんですけど。
○議長(廣田均議員) 田野副市長。
◎副市長(田野宏君) 市のご答弁はあのとおりでございますが、議員おっしゃるように、あそこが有料になるということは、駐車場の回転率も上がって、そうなると確かに観光客がそこの駐車場を利用できるようになるだろうと。ちょうどしおまち唐琴通りのすぐそばでもありますし、そういう意味では、本当に、おっしゃるように市にとって大切なスペースになるんじゃないかなという気はします。答弁しましたように、ここは県の港湾施設ということになってますが、港湾施設の中で駐車場として設置しているというのは、どういう目的で設置してるのかというのを県にも確認する必要があるんかなと思います。場合によっては、それが観光客が使ってもいいような目的なんでしたら、県が整備してくれれば一番いいですが、もし駄目なら市が借りて、そういう整備をするということも考えれんことはないんかなというふうに思いますので、聞いてみるぐらいにしかならないかもしれませんけれど、そこをまず確認して、それからの交渉になるんかなというふうに思っております。そういうことで、ちょっと状況を確認はさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(廣田均議員)
室崎陸海議員。 〔18番
室崎陸海議員 登壇〕
◆18番(
室崎陸海議員) 頓宮部長、今副市長の答弁をお聞きになったと思います。もう諦めないで、副市長の袖にしがみついてでも、ぜひ県のほうに納得がいくように、どうすれば納得するような状態で使用、瀬戸内市がすればいいことで、ただもう乱雑に、ごみと誰が置いてるのか分からないような、多分地元の人は置いてないと思いますよ、関町の。よそからどういうふうな状態で、どこへ何の目的で行ってるんか、そこまでは私も個人的には調査してないけれども、必ず地元の関町の住民があそこへ置いてるようなことはないと思うんで、
そこらあたりもきちっと、副市長に筋道を立てて調査したことを報告して、一緒に骨を折ってやってみてください。今のままでずっと県の所有で乱雑な置き方をさせられ、ごみをまき散らされて、そりゃあ観光客だろうと思うんですけれども、美観を損ねるし、やはり歴史、伝統文化のまちを大切にみんなで守っていこうという気持ちがあるんで、室崎、どうにかならんかというような話で一般質問させてもらいましたけど、よろしくお願いいたします。これでうなずいてお約束してくださったんで、これで結構です。ありがとうございました。よろしくお願いします。 前島の活性化について、説明は受けたんですけれども、今、頓宮部長、前島が、時期かどうか分からないけれども、山も岩も雑木だらけで、もうこれぐらいお粗末なことはないと思うんですよ。ただ、あなたがおっしゃったように、大坂城の築城の石を切り出した犬島、小豆島、牛窓、この3か所の中でも、その肌を見せるような状態で整備したら、もっと人が来て、わあ、すごい石があるとか、すごい石切場だったんだなというような、今度は石で景観がつくれると思うんですよ。それと、きちっと整備さえすれば、本当に前島は昔は緑島、私らの子どものときには緑島、言ってたかどうか記憶が定かではないけれども、古い人はそれを知ってるから、
フェリー乗り場は緑の村公社、だから前島はもともと五色島の緑島だったんですよ。だから、そこらも一つの瀬戸内市のすばらしい景観の一つとして、岩肌を見せるとか、見せて松の木や古い木を軸に整備をして、途中まで行ってみてください。あそこはアジサイが途中やめになってます。これももう少し手を加えたら、アジサイの季節には島を散策するのにもすばらしい散策ができますし、それからやはり何らか、果樹の後、それの始末さえすればいいというような雑木で覆われとるからああいうふうな形になってるんだけれども、きちっと果樹園なら果樹園、梅は室津のほうが有名で、そこまで手をかけることはないにしても、ただ大坂城築城の切り出し場をメインにするんならば、もう少し手を加えて、岩肌を全て見せてしまったらすばらしい景観が出てくると思うんで、やはりそこらあたりも考慮に入れて、花や緑の島として整備をする必要があるんじゃないかと思うので、あそこへ足しげく通ってみてくださったら、すばらしい景観ができると思うんだけれども。ただお恥ずかしい話だけれども、私も車、前島に関係があって行くんですけど、側溝に四輪駆動の、景観がいいから写真を撮ろうと思うてバックしたらはまり込んでしまって、それは持ち上げるのに牛窓から重機持ってきて持ち上がらないような形で苦労したことがあるんですけど、側溝の蓋がない。雨が降っても草が生えとるから、どこが側溝の境目か分からないような状態になってるんで、ここらあたりも、私は先に名前を、緑島に代えて五色島にして、五つの島を何らかの形で、黄島には貝塚のすばらしい、日本に誇れるような貝塚もあるし、黒島には、あれは仁徳天皇ですかね。応神ですか、仁徳だったような気がします。
そこらあたりも、岡山で黒媛伝説が、今、黒媛が住んどったところが黒崎だから、黒崎の地名があるからうちが黒媛の発祥の地だというような状態で、三、四つの団体が名乗りを上げとるようですけれども。あそこの仁徳天皇と、先ほど申し上げましたように吉備の国の海部直の娘、黒媛と恋に落ちて、仁徳天皇だったと思うんです。お妃に気づかれないように巡幸だということで小豆島に渡って、放っとっても潮の流れと風とで牛窓に船は着くんですよ。昔は小豆島から前島へ畑仕事して帰りょうた時代もあるんです。だから、そういうふうな黒媛伝説とか、いろんな状態で、五色島を遊覧観光さすような、観光地として売り出せるようなこともあるんで、どうであろうと、一つ一つ、骨が折れることですから、歴史の衰退と変革で物事の見る目が変わってきてますけれども、元のすばらしい海部直の地域として、苦労すると思いますけど、努力してやってください。いろいろまた牛窓で、公民館の企画で、9月か10月初め頃には牛窓物語という牛窓の写真展を企画しておるらしいんで、それは帆船時代の牛窓町ですけど、その牛窓がどんだけ岡山のほうから海水浴には船をチャーターして、客船をチャーターしてきたり、京阪神から芋を洗うような状態ではやってた、にぎやかな牛窓の風景も写真に載っとるようです。本当に牛窓が、今の時代でそのような、両備バスも撤退しょうかすまあかというような時代に何が観光ならというような話になるかも分かりませんけれども、野ざらし、雨ざらしにするよりは、もう一度行ってみたい牛窓、海部直のふるさと、4世紀の頃から江戸時代に遡っても、やっぱり心打たれるものがあるんで、ぜひ整備をしてやってください。よろしくお願いいたします。 それで、有害鳥獣の話なんだけれども、部長、里山の整備は、私は一番もう手っ取り早いと思うんですよ。ただ、あんだけこの間も、長浜の西浦という、長谷を越えて、それから右に曲がって下山田へ抜ける道が、下山田に抜けとるところへお宮があります。その手前に、車で一月前でしたか、黒い塊がずっと長くあるから、「おい、何かおるで。」と言うて。エンジンかけとっても逃げんのですよ。ほいで、「あれはうり坊じゃ。」というて言うから、クラクション、ばばばばばあんというて鳴らしたら、クラクション鳴ったら、ばああああ、200匹はおったね、200匹。もう激しいんじゃから、道路塞いとんで。「これが大きくなったら、鹿忍や、そりゃあ下山田、上山田の畑はもう全滅じゃ。」というて話をしながら帰った。物すごい数。だから、それはもう里山の整備をしながら、今はその道ですら草刈りをしてないから、道の痕跡はあるんだけれども、誰もが通らなくなっとるから、よっけえ草も生えとるから、そんな形になってるんだろうけれども。道へかぶさっとる木を、自分方の隣の土地の人が切ろうと思うても、やっぱり黙ってよその土地から生えとる木を切るわけにはいかないから、もうほったらかしにしとんだというような話だけれども、市のほうで誰に所有権があるんか、
そこらあたりを明確に調査して、それで自分方が管理ができないんならば、市のほうがよそから畑をしに来る人に貸与して、きちっと畑仕事をして楽しんでくださいというような形で、市が自由になるような方法を考えなかったら、私はいたちごっこじゃないけどどうにもならないような形になるんじゃないかというような気がします。電気柵か何か、そちらのほうが効率はいいようですけど、子どもらがもし触ったらもう大変なことになるような話も聞きますし、できれば市がその土地を管理するような形で、市外の人であろうと、畑仕事がしたい、花を植えたいというような方があったら、自由に貸与、責任を持って貸与してあげれるような整理の仕方もあるんじゃないかと思うんですけど。とにかく銭が一時的にはかかるかも分かりませんけれども、家族ぐるみでバーベキューでもやりに山へ登っていけるような、安全で安心したような里山づくりをぜひ考えてやっていただきたいと思うんですけど、市長、そのあたりはどうなんですか。こんだけ優秀な幹部職員がおりながら、地元のことができない、私は峨城山の整備を、多分、難波部長、筆頭にしたと思うんですけれども、もう十数年前にすばらしい植林があって、それは行っても四季折々が楽しめるような、きちっと整備の仕方ができてますけど、あのやり方はどういうふうなやり方でしたんか、今の現状に通用するようなことはないんでしょうか。ちょっと、
そこらあたりをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(廣田均議員)
難波産業建設部長。
◎
産業建設部長(難波利光君) ありがとうございます。 先ほどお話の中でいただきました、笠加地区にあります峨城山の森林整備事業というのが、ちょっと私の記憶が間違ってたら申し訳ないんですが、平成8年から平成10年の3か年にわたって実施をしたというふうに記憶しております。当時の事業とすれば、森林の整備と、それから山あいの散策道と言いましょうか、路線の整備、そして若干の附帯施設の整備という、そういったものを軸に整備したというふうに記憶しております。この事業が現在同じようなメニューがあるかと言いますと、なかなか時代も違ってきまして、同じメニューというのはすぐに探すことがちょっとできないかもしれませんけども、ただ森林環境譲与税という新しい譲与税というのが、先行して市のほうに譲与税として入ってきておりますので、そういったようなものを財源としながら、新たな森林整備という視点で、過去にやったようなこういった事例を参考にして、地域が取り組みやすい里山整備につながるように、少し前向きに検討をしていけば私はいいんじゃないかなというふうに思っておりますので、そのあたりのところを、今後計画の中に折り込みながら、この鹿、イノシシ対策につながる里山整備にもっていければなというふうに思っております。
○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。 〔4番 秦井誠司議員 登壇〕
◆4番(秦井誠司議員) 定住促進、引き続きそういった形でお願いします。 あと、次で児童館のほうなんですが、こちらも私の周りですごく声がたくさん聞かれます。児童館が欲しいということで。特にこの周辺、岡山市のほうでは児童館があって、西大寺のあたりです。あそこがいいのよという話がよく聞かれます。あと、他市から移住された方々も、瀬戸内市には児童館がないのねということで伺います。子どもたち同士で遊びに行ける場所ですとか、あとお母さんと小さな子ども、こういった子どもたちが集って遊べるといいますか、そういった場所が欲しいというお声がすごくあって、そういった方々にも僕もなるだけ応えたいなということでお話はするんです。中でも、プレーカー、今、こどもひろば事業として展開しておりますので、先日もFM岡山ですか、ああいった放送なんかも聞きますと、何か盛り上がってきたなという感じはあるんですけれども、やはりプレーカーというとスポット的な遊びとなりますので、その日のその場所に行けば遊べるんですけれども、じゃあ放課後、帰ってきた子どもたちがどっか行こうか、遊びに行こうってなったときには、なかなかそういった対応には難しい、そういう話も聞きます。ですので、子どもたち同士で遊びに行ける、私の近くなんですが、長船公民館にちょっとした卓球台が並んでるコーナーがあるんですけども、そこに子どもたちがよく集まって卓球してる、そんな風景を見ると、子どもたちだけで遊べる場というのは本当に大事だなと感じております。今、コロナ禍でなかなか外に行けないといった状況はあるんですけども、卓球をしてる姿を見ると、健全な遊びだなと、本当に感じますんで、そういった子どもたちだけで遊べる場というのは考えていただきたいと思います。財源という話も出てきましたけれども、そのあたりで今後、具体的に何か考えていただくようなことはございますでしょうか。
○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。
◎こども・健康部長(難波彰生君) 現在、市のほうでは、冒険の森のあと、整備を今進めているところでございます。それから、ゆめトピアの周辺にこどもひろばの拠点となるようなものを造っていきたいということで、今検討している状況でございます。そうした中で、今言われた子どもたちがどういう形で遊んでいけるのか、そういった施設をいろんな角度で、じゃあ何をつくるのか。あれもこれも全部つくるというのはなかなか難しい中で、どういったものをつくれば一番効果がいいか、どの場所につくればいいか、そういったことも考えながら、どこに何をつくるかというのをこれから検討しながら進めていきたいと思っていますので、ご理解のほどをお願いいたします。
○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。 〔4番 秦井誠司議員 登壇〕
◆4番(秦井誠司議員) ご検討いただいているということですけれども、市民の方々も、やはりいろんな意見持たれてまして、中にはご自分で考えられたことを実際伝えたいという方も非常に多くおられます。そういった方々の受皿というところは、お考えいかがでしょうか。
○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。
◎こども・健康部長(難波彰生君) いろんな意見については、それぞれいろんな形で市のほうに伝えていただければいいと思うんですけれども、どういったご相談かによって、窓口も変わってきますので、一度相談いただければ、それぞれ相談窓口のほう、紹介したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。 〔4番 秦井誠司議員 登壇〕
◆4番(秦井誠司議員) 具体的にこども・健康部のほうに直接お話しさせていただいたらいいということでしょうか。
○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。
◎こども・健康部長(難波彰生君) 子育て関係の相談は、こども・健康部のほうに相談いただけば対応させていただくようになっておりますので、それによって別の部署で対応するものもございますので、そういったところの紹介になる場合もあるかと思いますけれども、具体の相談があれば、ゆめトピアのほうに来ていただいて相談いただければ、対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。 〔4番 秦井誠司議員 登壇〕
◆4番(秦井誠司議員) 窓口、しっかり開けていただけるというのは、本当に市民にとってはありがたいことですので、お願いします。 それと、先ほど、具体的な名称も今後検討していくということで出てきましたけれども、この瀬戸内市、非常に広いところでございますので、市内の各所でそういったところを今後も検討いただきたいと思いますが、今現在、邑久のB&Gのあたりで事業が進んでいると思いますが、牛窓地域のほうでは何かそういう具体的な案なんかはないでしょうか。
○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。
◎こども・健康部長(難波彰生君) 牛窓地域に具体的な計画として、今後、何か整備していこうというものは、今のところございません。ただ、全体の中で、プレーカーをいろんなところの地区に持っていくことで、それぞれの地区でこどもひろばが、子どもたちが遊んでいけるような、そういった場を提供していきたいと考えております。
○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。 〔4番 秦井誠司議員 登壇〕
◆4番(秦井誠司議員) 今回、18歳までの子どもたち及び小さなお子様連れの親御さんたちというあたりからご意見を私もいただいております。市内各所でそういったところで遊びに行きたいという方々がおられますので、なかなか子どもたちだけで、例えば牛窓から長船へ行くというのは難しいことですので、本当に広い範囲でご検討いただければと思います。そのあたり、市長、お考えいかがでしょうか。
○議長(廣田均議員) 武久市長。
◎市長(武久顕也君) こどもひろばにつきましては、これから全市的に考えていく中で、プレーカーをうまく活用しながら、広場になっていなくても、例えば地域の集会所であったりとかコミュニティセンターであったり、そんなところも生まれ変わる、また活用できる可能性を模索していくようになるんではないかと思います。 また、児童館的な機能として、例えば中遊びができるような場所について、これをやっていくということになると、このあたりもどういうふうな場所にどのような目的で、子どもたち遊ばせるということはもちろん大事なんですけれども、それ以外の、児童館というのはもっといろんな役割を担うものです。例えば虐待案件の早期発見だったりとか、子どもたちの健全な成長をどのように見守っていくかとか、いろんな役割を、何を持たせるのが必要なのかというところの検討をしていく必要があると思いますので、そのあたり、少し時間いただいて、瀬戸内市の児童館、もし造るんであれば、こんな役割が瀬戸内市全体でないから必要だなというところを詰めていきたいと考えておりますので、もう少し検討の時間を頂戴できればというように思います。
○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。 〔4番 秦井誠司議員 登壇〕
◆4番(秦井誠司議員) 市内、いろんな意見を持たれているお母さん、本当に多いです。お母さん以外にも、お父さんも意見持たれてると思いますし、それ以外の方もご意見あると思います。私も、本当に遊ぶ場が欲しいというのは、児童公園も含めてよく聞きますので、本当に今後も検討を進めていただきたいというふうに思います。 以上をもちまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。
○議長(廣田均議員) 以上で秦井誠司議員の質問を終わります。 ここで昼食休憩といたします。再開は1時5分から行います。 午後0時3分 休憩 午後1時2分 再開
○議長(廣田均議員) それでは、再開をいたします。 次に、発言順序10番、川勝浩子議員の一般質問を行います。 5番川勝浩子議員。 〔5番 川勝浩子議員 登壇〕
◆5番(川勝浩子議員) 皆さんこんにちは。 人生2度目の一般質問で、まだまだ慣れておりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。 議長の許可をいただきましたので、質問に入らせていただきます。 質問事項1、重度障がい児への支援について。 要旨1、通学支援の検討状況は。 この質問は、前任議員の質問を引き継いでおります。そのときの議会での質問に対し、答弁では、本市独自の通学支援については、福祉部局等関係機関とともに、介護タクシーなどを通学に利用することや保護者が自家用車で送迎する場合に補助するための制度設計について検討を進めているとのことでしたが、それ以降の検討状況はどうなっているでしょうか、お教えください。 質問事項2、災害時の避難について。 先日9月1日は防災の日、また瀬戸内市においては家族防災会議の日でありました。我が家においても、みんな別々のところにいたらどういうふうにするかなど、話合いをさせていただきました。この夏も広島など、観測史上最大の雨量により、河川の氾濫や土砂災害などが起こり、多くの被害が出たのは記憶に新しいところです。瀬戸内市は幸いにも大きな被害はありませんでしたが、想定外という言葉が度々聞かれるように、ここは大丈夫ということは絶対にありません。だから、何が起こっても一人の犠牲者も出さないとの決意で、具体的に細かく手を打てるような仕組みにしなければならないと考えます。 そこで、要旨1、市民に対するマイ・タイムラインの啓発状況は。 瀬戸内市防災ハザードマップを令和2年3月に作成し、全世帯に配布しています。内容も分かりやすく、すばらしいと思います。この中にマイ・タイムラインを制作するページがあります。マイ・タイムラインの作成を推進するために、どのように進めているのか、その状況を教えてください。 要旨2、避難行動要支援者の個別避難計画の取り組み状況は。 30年7月の西日本豪雨災害など、大きな災害のときには多くの高齢者や配慮の必要な方が犠牲になられております。国土強靱化地域計画には、災害時における要配慮者の避難計画を策定し、具体的な支援方法などをあらかじめ定めておく個別避難支援計画を作成し、実効性のある支援体制の構築を図るとあります。現在の取組状況を教えてください。 要旨3、ペット避難に関して、民間事業者と連携協定を結んでは。 ペットを飼っている方の多くは、ペットが癒やしの存在、また家族の一員であるという位置づけである。多くの人は、災害時にペットを置いて自分だけ逃げることはできない。避難所に連れていくと他人に迷惑をかけると思い、行けれない。だったら逃げないでおこうと考える方が多いようです。そうなると、救える命も救えない。まずはペットを安全に預かってもらえる仕組みを民間の事業所と連携するなど、ペットの早めの避難によって、自らの生命も守られるのではないでしょうか。ペット避難協定を結んではどうか、よろしくお願いします。 質問事項3、介護保険制度の運用及び高齢者支援について。 現在、介護保険制度は、がんなどの在宅医療も対象になっている。介護とは違い、がんの方の病状は突然急変することも多い。認定が出たときには、もう既に病状によっては介護度が上がっているということもあると聞きます。 そこで、要旨1、介護認定申請者の状況に応じた迅速な認定を行うため、認定審査会をオンライン開催するなど、新しい仕組みを検討しては。 介護だけの認定と違い、病状を知るケアマネがその方についていればいいですが、介護出身のケアマネの場合は、事前のデータが必要ではないかと思っております。 要旨2、DX化の推進に伴い、情報をデジタル化して情報共有し、当事者にあった支援を考えてはどうか。 市長の行政報告にもありましたように、DX戦略室が、業務手続の改善などの観点から、現場に聞き取り調査をしています。介護プラン作成においては、介護と支援ではプラン作成において取り組むところが違い、家族など、同じケアマネが手続をしている場合もあり、負担が大きくなっていると聞いております。そういう意味からも、一人一人の情報をデータ化し共有化することで、その人に合った細かい支援、業務の効率化が図れるのではないでしょうか。そのためには、今進めているDX化において、セキュリティーが万全となるシステムづくりをした上で、データ化を推進してはどうでしょうか。 質問事項4、ヤングケアラーについて。 本来、大人が担うと想定されるような家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳未満の子ども、ヤングケアラーについて、国で行った調査では、中学生の17人に一人が該当するという結果が出ています。 要旨1、実態把握をしてみてはどうか。 本市でも早急に調査をして、どういった支援が必要か考えなければなりません。お考えをお教えください。 これで1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。 〔教育次長 尾副幸文君 登壇〕
◎教育次長(尾副幸文君) 質問事項1についてご答弁させていただきます。 県立特別支援学校に就学した肢体不自由等の重度障害児の通学は、保護者の責任において行われておりますが、県立特別支援学校の通学バスを利用する児童・生徒もいます。本市の児童・生徒はその運行対象エリアでないため、保護者の方による送迎が主な通学手段となっています。県に対しては、肢体不自由の児童・生徒が就学する県立特別支援学校の通学バスの運行対象エリアを広げ、可能な限り通学区域内の児童・生徒が利用できるようにすることを要望していますが、実現が難しいとの回答です。また、本市独自の通学支援について、福祉部局等関係機関とともに、介護タクシー等を通学に利用することについての研究を進める中で、児童・生徒の安全を保障し、保護者の方に安心していただくために介護者を同乗させることや、児童・生徒の実態に応じた県立特別支援学校独自の登校時間、時刻などの、利用される方の需要に対応するためには、乗り越えるべき多くの課題があることが分かっています。このように課題が多くありますが、県へ要望するとともに、課題解決の方策に研究を続けてまいりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 〔総務部参与 武藤康也君 登壇〕
◎総務部参与(武藤康也君) それでは、私から質問事項の2、要旨の1から要旨の3について答弁させていただきます。 まず、要旨の1ですが、マイ・タイムラインとは、台風や大雨による風水害時に、一人一人の家族構成や住んでいる地域の環境に合わせて、いつ、誰が、何をするのかを、災害発生前にあらかじめ整理した自分自身の防災行動計画のことです。啓発の状況につきましては、コロナ禍の中、地域で開催する出前講座での啓発機会は少なくなっていますが、ホームページや広報紙などを活用し、行っています。また、小学校での総合的学習の防災学習の中で、マイ・タイムラインについて、子どもたちに紹介したり、全戸に配布している防災ハザードマップでは、マイ・タイムラインについての説明と作成手順をお示ししています。市民の皆様にはマイ・タイムラインを作成いただき、市が発令する避難情報により、適切な避難行動に移していただきたいというふうに考えています。 今後につきましても、地域での出前講座を有効に活用するとともに、ほかの自治体の取組などを参考にしながら、小学生から高齢者まで、幅広い年代層の方に作成いただけるよう、啓発をしていきたいと考えています。 続きまして、質問事項の要旨2です。 避難行動要支援者の個別避難計画については、令和3年5月に災害対策基本法の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、その作成が自治体の努力義務として位置づけられています。避難行動要支援者名簿については、平成25年の災害対策基本法の一部改正により、要配慮者のうち災害時の避難時に特に支援を要する方の名簿の作成が市町村に義務づけられています。名簿掲載の対象となる要件については、要介護認定3以上を受けている方、身体障害者手帳1、2級を所持する心臓、腎臓機能障害を除く身体障害者の方、療育手帳Aを所持する知的障害者の方など、避難に支援が必要と認められる方を対象としています。対象者は、令和2年11月時点で1,204人となっています。そのうち自宅で生活されている方々が適切に避難できるよう、個別避難計画を作成する必要があるとされています。現在、個別避難計画の策定に向けて、福祉部局とともに、岡山県と県内市町村で構成される個別避難計画研究部会に参加をして、他の市町村の取組状況や有識者の意見を聞きながら、方針について検討を進めているところでございます。今後は引き続き情報収集に努めるとともに、地域の実情を踏まえ、どのようにすれば実効性のある個別避難計画が作成できるのか、関係各課と連携しながら、取組を進めてまいりたいと考えています。 続きまして、質問事項の要旨3です。 災害時において、ペットと飼い主が一緒に避難することは、動物愛護の観点のみならず、放浪動物による人への危害防止や生活環境保全の観点からも必要とされています。また、東日本大震災時の避難所のペットトラブルとして、動物の鳴き声や臭い、放し飼いなど、飼い主による適正な飼育が行われていないことによるトラブルが多く報告されています。令和2年に作成した避難所運営マニュアルでは、ペットはアレルギーや感染症予防の観点から、避難所利用者が生活する場所とは別の場所に受入れ、動線が交わらないようにするとしており、受入れ場所については避難所敷地内で屋根のある場所を確保し、ない場合はテントを設営することとしております。施設に余裕がある場合は、ペットと飼い主が共に生活できる部屋を別に設けることも検討するとしておりますけれども、現時点では、余裕のある施設がないのが現状でございます。議員ご提案のペットの避難について、民間事業者と協定を締結しておくことは、長期の避難所の運営を行う上で有効な対策の一つであると考えています。今後、受入れに応じていただける事業者の発掘など、具体的にどのような形で連携できるか、他市の協定内容についても調査、研究してまいりたいと考えております。ご理解をお願いいたします。 私から以上でございます。
○議長(廣田均議員) 青山福祉部長。 〔福祉部長 青山祐志君 登壇〕
◎福祉部長(青山祐志君) それでは、私からは質問事項3、質問の要旨1、2について答弁させていただきます。 まず、質問の要旨1についてです。 現在、介護認定審査会はおおむね週2回開催し、1回の審査会ごとに五人の委員で審査を行っています。審査に必要な資料等につきましては、審査室に専用の端末を用意しており、各端末の画面上に表示し、必要な情報を確認いただきながら審査を行っております。1回の審査会でおおむね30件を審査しています。五人の委員が一堂に会して実施していることや、各端末同士で情報共有することで意見交換も速やかにでき、審査会の審査も迅速に行えています。 議員ご質問の中にありました申請者の状況に応じた、がん患者の方への要介護認定等の迅速化につきましては、平成22年4月に国から、認定結果が出る前の段階にあってもケアマネジャーが暫定ケアプランの作成が可能であること、また心身の状況が急速に変化する申請案件については認定変更についても速やかに行うよう通知が出ており、市としましても、柔軟な対応を可能な範囲で行っております。また、審査会への申請案件の提出については、紙での資料を準備する必要がありませんので、準備ができた案件から速やかに審査をしていただいているところです。しかしながら、審査会への審査案件として出すためには、認定調査員による心身の状況調査と主治医意見書の双方の資料が必要となります。市としましても、迅速な認定調査の実施や医療機関等への主治医意見書の速やかな作成を依頼し、認定までの期間短縮を図ることで、必要なサービス提供が可能となるよう努めてまいります。 認定審査会のオンライン開催についてのご提案がありましたが、個人情報管理の観点から、それぞれの委員さんが審査時に個人情報が適切に管理できている状態かどうかの確認等も必要と考えます。また、意見が分かれた場合の議論等が十分にできにくいことも考えられますので、現時点では現在の開催方法が適切と考えております。コロナ禍ではありますが、今後も引き続き感染防止対策を行いながら審査会を開催してまいります。 次に、質問の要旨2について答弁させていただきます。 当事者への支援については、その方の状況に応じて、市や社会福祉協議会をはじめ様々な関係機関が関わり、情報共有を行い、連携を図りながら、必要な支援を行っています。現在は各関係機関がそれぞれに関わった当事者の情報を管理しており、案件が生じた際に、関係機関が主に対面で情報共有を図り、必要な支援策の検討を行っており、こうした情報をデジタル化し共有することができれば、支援の迅速化、事務量の軽減も期待できると考えられます。 しかしながら、支援策については、その方の状況に沿った個別の支援策となる場合が多いことから、各関係機関が所有する個人情報を共有する場合、どの情報をどこまでの範囲で共有するかといった問題や、共有化するシステム整備等の問題も生じます。市も本年4月にDX戦略室を設置し、現在の業務改善、見直しが始まろうとしています。外部関係機関との個人情報の共有については、コロナ禍で可能かどうか、その可否も含め協議を進めてまいります。現時点では支援策の検討につきましては、対面での関係者による個別ケース協議の開催が重要と考えていますが、こうしたDXの取組によってさらに効果的になればと考えております。 私からは以上でございます。
○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。 〔こども・健康部長 難波彰生君 登壇〕
◎こども・健康部長(難波彰生君) それでは、私からは質問事項の4、質問の要旨1について答弁させていただきます。 ヤングケアラーの把握については、令和2年度に全国規模の調査を国が実施しており、令和3年3月にヤングケアラーの実態に関する調査研究報告書が取りまとめられ、また令和3年5月には、厚生労働省と文部科学省の副大臣を共同議長とするヤングケアラーの支援に向けた福祉・介護・医療・教育の連携プロジェクトチーム報告が公表されています。その報告書には、ヤングケアラーに関する問題意識を喚起するため、今後取り組むべき施策として、地方自治体による現状把握をするということが掲げられているところです。現在、本市においては、要保護児童対策地域協議会等の地域ネットワークを活用し、様々な支援が必要な児童の早期発見に努め、実態把握を進めているところですが、ネグレクトや心理的虐待を受ける児童の中にも、ヤングケアラーとして、本来大人が担うべき家事、家族の介護等を行っている児童が含まれていることも考えられます。今後、こうした国の方針に沿いまして、教育委員会部局や福祉部局と連携しながら、対象となります支援を要する子どもの現状把握を進めていく必要があると考えております。 私からは以上でございます。
○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。 〔5番 川勝浩子議員 登壇〕
◆5番(川勝浩子議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 まず、質問事項4のヤングケアラーからさせてください。 先ほどの続きになりますが、国の調査では、1日の世話に費やす平均が、中学生で4時間、高校生で3.8時間というふうに出ています。同世代の子どもたちが、部活や遊び、また受験に向かっての勉強とか、子どもらしい生活を送っている中で、ヤングケアラーの子たちは本当に厳しい生活を送っているというふうに思います。しかしながら、一人一人の大変さはそれぞれ違っているし、また思いもそれぞれ違うんだと思うんです。同情されたくないという子もいれば、親が悪く思われたくないという子もいると思いますし、学校では極力みんなと同じ普通の子でおりたいという子もいるし、また反対にこの大変さを分かってもらいたいと心の中で叫んでいる子もいると思うので、本当に早急に現状の把握を、いろいろな子がいるので難しいとは思いますが、本当に寄り添うように聞いていただきながら、現状把握をしていただきたいと思います。現状把握をした上で、これからどういう対策をつくっていくのか。また、今コロナ禍でもあり、多分、このヤングケアラーを調査するところも同じような課になるのかなとは思いますが、そうすると、人員ももっと必要になるかもしれませんし、専門家も必要になるかもしれません。市としてバックアップが必要だというふうに思いますが、この点についてはどうでしょうか。お考えを教えてください。
○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。
◎こども・健康部長(難波彰生君) ヤングケアラーの実態把握につきましては、先ほども申しましたように、教育委員会部局ですとか福祉部局の協力を得ながら、実態把握に努めていくということにさせていただくようになると思います。その後、対策につきましては、今、国のほうがまずもって最初にされようとしているのが、来年2022年度から2024年度までの3年間をヤングケアラーの認知度を向上する集中取組期間ということで、当面は中高生の認知度を上げると、5割ぐらいを認知できるように、そういった方向で目指していくということで、それぞれヤングケアラーで、今現在、家事とか、そういったことをされてる子の中にも、家の手伝いをしているとか、そういったいろんな認識があると思いますので、そういった子どもたちが、ヤングケアラーというのはこういうことで、本来は大人がすべきことなんだよと。そこのところをまずは認知する取組を進めていくことになろうかなと。まず、いきなり支援をすると、そういうことではなくて、そういったことから始めていきたいと、そのように考えております。 (5番川勝浩子議員「ありがとうございます。今、部長が言われたように、本人自身が……」と呼ぶ)
○議長(廣田均議員) 手を挙げて言ってください。 (5番川勝浩子議員「ごめんなさい」と呼ぶ) 川勝浩子議員。 〔5番 川勝浩子議員 登壇〕
◆5番(川勝浩子議員) すみません。今部長がおっしゃっていただいたように、本当にまず自分がそういうヤングケアラーなんだということが自覚されてない方もいらっしゃると思いますし、中には自分だけ、ほかの人とどうして違うんだろうかと思い悩んでいる子もいると思いますので、どうか丁寧に、これから現状把握をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 それでは、次に質問事項1、重度障がい児への支援についてでございます。 先ほど教育次長からお話をいただきました。本当に県との話合いになるところが多くて大変だと思います。また、重度障害児の支援に関しても、本当にそれぞれ状況が違うと思います。お母さんはそういう重度障害児を抱えて仕事にも行けれず、経済的な支援が必要な方もいらっしゃると思いますし、またほとんど動けない障害児を本当に抱えながら、毎日送迎するとなると、体力的にも大変で、週に1回か2回、その送迎を代わってあげる支援が必要な方もいると思うんですけれども、まずはそういう重度障害児の方の生の声を聞いてもらいたいと思いますし、またそういう送迎の支援に関しては、先ほどもありましたように、タクシーの方、また介護を手伝うヘルパーさん、保護者の方、そして本人、具体的にみんなが顔を合わせて話し合ってみる機会を持つということはどうでしょうか。
○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。
◎教育次長(尾副幸文君) それぞれの保護者の方、ご家庭の方、いろいろな状態があると思います。それについて、先ほども申しましたが、研究を続けていく中の一つとして、いろんな声、いろんな情報を、こちらのほうも探っていきたいと思っております。
○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。 〔5番 川勝浩子議員 登壇〕
◆5番(川勝浩子議員) しっかり一人一人の生の声を聞いてもらいたいと思います。 また、制度ができるのもとても大変なんですけれども、取りあえず週に1回でも2回でも運行ができるように、お試しで運行してみるということは考えられないでしょうか。
○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。
◎教育次長(尾副幸文君) それも含めて研究を続けていきたいと思っております。
○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。 〔5番 川勝浩子議員 登壇〕
◆5番(川勝浩子議員) このことは、もう多分、二、三回目の質問だというふうに思うので、どうぞ、子どもたちはやっぱり日に日に成長していきますし、大きくなれば親御さんの負担も本当にさらに大きくなるので、ぜひ前向きに、早めに実現できるようによろしくお願いいたします。 それでは、質問事項2、災害時の避難についてお伺いいたします。 私は、先輩と一緒に防災のボランティアを続けてきました。ハザードマップの勉強会も危機管理課の方に来ていただいてやりましたが、まず全所帯に配布したはずのハザードマップを見た覚えがないとか、捨ててしまったという方もかなりいて、配布するだけでは市民啓発にはなりにくいと思いました。先ほど、コロナ禍で今はできていませんが、出張講座などしていくというふうに、部長さん、言われましたが、やっぱりこちらからアピールしないと、なかなかここから先は進まないのではないかと思いますが、どういうお考えでいらっしゃいますか。
○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。
◎総務部参与(武藤康也君) ハザードマップとかの周知については、市民の皆様方に直接ご説明する機会があれば積極的に説明しに行って、ハザードマップを活用した出前講座を行っております。コロナ禍ではありますけれども、昨年、今年であれば、6地区4団体において、出前講座を行っております。自治会やコミュニティ協議会だけでなくって、老人クラブであるとか、婦人会の方々にも寄っていただいて、行っております。これからもそういう機会を十分生かしながら、お配りして捨てられないように、一生懸命ハザードマップを活用した取組をしてまいりたいと考えています。
○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。 〔5番 川勝浩子議員 登壇〕
◆5番(川勝浩子議員) ありがとうございます。今までにいろんな機会で、多分そういう講座を何回も持たれていると思うんですけど、市民全体からいうとほんと僅かな数だというふうに思うので、やっぱり出前講座を何日にやりますとか、ここの地区には何日に来ますとか、もっと具体的な、もっと強力なこちらからのアピールが必要だというふうに思いますが、どうでしょうか。
○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。
◎総務部参与(武藤康也君) なるべく広い範囲の方にお声かけをしながら、市のほうから出向いて、出前講座を行うから講座やってみてはどうですかといったような働きは、引き続き行っていきたいというふうに考えます。人員にも制限がありますけれども、言ってきていただいたら、土曜日でも行ってます、日曜日でも行ってますし、夜の会議にも出席しております。もしお声かけいただく団体がありましたら、ぜひお声かけをいただいたらと思います。
○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。 〔5番 川勝浩子議員 登壇〕
◆5番(川勝浩子議員) 私も先ほども言いましたように、ボランティアを防災の関係でしていた関係で、やっぱりここは大丈夫という意識が、なかなか瀬戸内市民の人からはなくならないというのは、もう本当に分かっていますが、この間も国のほうで、この10年間で水害の起きていない市町村は全体のたったの3%というふうな記事も出ておりましたので、それを考えたときに、やっぱりこちらからしっかりアピールをして、意識変革をしていただけるような努力が必要だというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 要旨2の要配慮者の避難計画でございますが、私の近所に住む方が、今からほぼ20年前に支援が必要かどうかの調査があった。そのときは60歳の前半だったので、ご夫婦とも元気で、必要ないと答えた。その後に奥様が病気になられ、20年ですから、もう80代になられたわけですから、その間に奥様が病気になり、体が不自由になって、また自分も高齢になった。今は支援が必要であると言われておりましたが、現時点では、担当者に聞くと、自ら申告してほしい、申告して更新、申告しないと更新できないというふうに聞きましたが、今の介護3以上とか、いろいろありましたけれども、今後、そういうところには当てはまらないけれども支援が必要な人という把握はしないのでしょうか。
○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。
◎総務部参与(武藤康也君) 現在の避難行動要支援者名簿の対象者の概念は、災害対策基本法において、こういった条件の方を対象にしますという条件がございます。その中に、市として設けているのが、自治会のほうとか支援をする方で、この方については災害時に避難が要る方ですよという届出をしていただいた場合に限り、この名簿の登載をさせていただいている取組としています。以前、福祉部局において、要援護者台帳とかといって、高齢者の方、今言った65歳以上の高齢者であったりとか、高齢世帯の方についても手当てをしていた時代があったんですけれども、この避難行動要支援者名簿の概念としては、結局そうした場合、分母が大きくなり過ぎて、いざというときに全ての方に手が回らないといったようなことが起きたために、幾らか名簿の対象者を絞った上で活用するということになっております。ですから、もしそういった高齢者の方で、実際本当に避難に不安を覚える方がいらっしゃいましたら、地域の方と相談してもらった上で、危機管理課のほうにご相談いただけたら対応できるというふうに考えています。
○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。 〔5番 川勝浩子議員 登壇〕
◆5番(川勝浩子議員) 結局、名簿を作成したりする中で、名簿だけ作っても、やっぱり避難はなかなか難しいので、名簿に挙がった以上、一人一人の避難計画をつくるのが目的だというふうに思います。先ほど言われました数でも、そう簡単な数ではないというふうに思います。それでも10年も20年もかかって避難計画をつくっても意味がないことだと思いますし、早くつくらないといけないことだというふうに思います。そうなると、やっぱり個人情報のこととか、ご近所付き合いのこととか、いろんなことがネックとなると思うんです。私は、先日、災害のあった真備町に勉強に行かせていただきました。要配慮者の避難計画がこの紙なんですけど、部長にも1枚渡させていただいておりますが、自分のマイ・タイムラインは自分で、こういう雨がどれだけ降ったり、警報が出たらこうするというて決められますけど、要配慮者は自分では動けないわけですから、この真備では、家族、近所、組織、組織というのは施設であったりケアマネさんだったりするわけですけど、本人含めて家族、近所、施設の方が集まって、その人独自の避難計画をつくるということになっております。それも個人情報の壁はとても厚いそうですが、要支援の要る方からの発信で、私はこうしたいから集まって聞いてもらえないかという、要支援の人のほうから発信していただくということを原則にしながら、今、一人一人取り組んでいらっしゃるようです。なかなか、一人、二人のことではないので大変だと思いますし、気が遠くなるようなことですけど、そういうご近所とか施設の方と一緒に集まって決めましょうということを働きかけるのが行政の役目だというふうに思いますし、何か言わんと損じゃ、言うとかんと助けてもらえんという空気をつくるのも行政の仕事だというふうに思うのですが、どうでしょうか。
○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。
◎総務部参与(武藤康也君) 避難行動要支援者名簿に載っている方が1,204ということで示しましたけれども、その中から施設に入所されている方を除いた方々を対象に個別の避難計画を策定していくことと考えています。個別避難計画をつくる上で、家庭の状況であったりとか、ご近所付き合いであったりとか、それからケアマネさんと付き合いがあったとか、それぞれ個人の方で個別計画のつくり方が変わってくるというふうに考えています。つくり方として、最も手厚くしないといけない方は、ご近所付き合いもなく本当に一人、一人プラス高齢者の方と一緒に二人で住んでいるような世帯においては、もう行政が民生委員さんであるとか消防団であるとか自主防災会であるとか、いろんな方々と相談をする機会をつくってあげてつくっていく必要があるというふうに考えています。今の段階で、まだ具体にどういった形で最終的に個別計画をつくっていくかというのは、今本当に勉強している最中ですので、これから、と言いながら、本当に災害が来たときには早く対応しないといけないということはあるんですけれども、もうしばらくお時間をいただいて、作成させていただきたいというふうに考えています。
○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。 〔5番 川勝浩子議員 登壇〕
◆5番(川勝浩子議員) 先駆的に結果を出してるところの例というのは、やっぱり大切だというふうに思うので、またしっかり勉強していただいて、本当、時間をいただいて言いますけど、明日が大災害が来るかも分からないので、本当に早めに計画を立てていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 要旨3のペットの避難のことですが、ペットを飼われている方に考えを聞くと、日頃お世話になっている動物病院や、またペットホテル、またトリミングをお願いしているところに、取りあえず何かあったら預けに来るよということは声かけてるというふうに言われている人もいますけれども、多くは預けるところがないという状況なので、先ほど言った事業所と連携を取って、例えば災害が起こったときには、まず動物病院などのペット事業者の方々に避難所を回っていただいて、ペットをまず数日間、預かっていただけるというような協定はどうかというふうに思っておりますが、どうでしょうか。
○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。
◎総務部参与(武藤康也君) ペットの避難については、議員言われたように、本当に飼われている方は家族と同じような思いを持たれている方が多いと考えています。災害において、ペットを飼われている方が車中泊をすることがよくあるということを聞いておりますけれども、今回ご提案いただいた協定については、前向きに、そういった事業者があれば進めていきたいというふうに考えています。他の市の状況を見ますと、今言われた動物病院であるとか、それからドッグランであるとか、それからゴルフ場とかといったようなところと、ペットに関する避難協定を締結しているところがあるというふうに確認しています。また、実はケージとかもあまり数がないので、ケージの提供、避難所にケージを持ってきてもらうような提供とか、そういったようなことも含めて、ちょっと検討させていただきたいというふうに考えています。
○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。 〔5番 川勝浩子議員 登壇〕
◆5番(川勝浩子議員) ペットに関する事業所の皆さんはやっぱり動物が大好きで、本当に守っていかないといけないと思って事業所を開いている方が多いので、ぜひ本当に前向きに、早めに連携を取っていただいて、何かあったら預かりたいと言ってくださっている事業所の方も確かにいらっしゃいますので、早めに連携をとって、実現するように、お願いいたします。 質問事項3、介護保険についてでございます。 先ほど部長のほうから話がありました、がんとかの病状が急激に悪化する、そういう状況のときに、認定が出る前にケアマネさんが暫定で動いても構わないというようなことも決められてるという話がありました。そのことを聞いたときには、ケアマネさんもいろんな経緯のケアマネさん、介護施設で年数を重ねてケアマネになられた方、看護師さんからなる方、いろんな方がいるので、やっぱりそういうレベルアップもしていかないといけないと思いますが、そこのところはどうでしょうか。
○議長(廣田均議員) 青山福祉部長。
◎福祉部長(青山祐志君) 当然、資質の向上というのは大事だと思います。いろんな研修の機会をつくったり、説明会をしたり、そういったことも定期的には行っておりますので、そういった形で、こういうような末期がん等の方への迅速な対応はこうですよとかというような形も、施設とか、事業所には通達が行っていると思いますけれども、そういったところで啓発活動を少し進めてまいりたいと思います。
○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。 〔5番 川勝浩子議員 登壇〕
◆5番(川勝浩子議員) 皆さんが同じようにレベルアップができて、同じような知識が持てるような、向上を目指していっていただきたいというふうに思います。 それと、要旨2のDX化に関することでございますが、介護認定といっても、本当に介護であったり支援であったり、いろいろいきいき長寿課のところ、トータルサポートのところ、地域包括のところ、問題によって関わる部署が様々であるというふうに思います。このDX化が進むに当たり、そういう情報もデジタル化し情報共有するとなると、それはすごい便利であるとともに、やっぱりセキュリティーの問題であったりしたら、とても危険も伴うというふうに思います。そこをDX戦略室ができ、そういうところを乗り越えるために進んでいくんだというふうに思いますが、このDX化に伴ってデジタル化して情報を共有し、見やすくなるという、こういうシステムに関して、市長はどう思われておりますか。
○議長(廣田均議員) 武久市長。
◎市長(武久顕也君) まず、本市、今までデジタル化が、正直遅れているという状況で、DXというのは、デジタル化のその先にあるデジタルトランスフォーメーションという言葉ですから、その先にある部分をどう目指していくかというところで、まずDXのスタートラインに立つところ、今一生懸命、今回も予算化を補正予算でさせていただいているという状況であります。その先に、今ご指摘いただいたように、様々な情報を外部とも適切な関係でやり取りをしながら、そしてこの継ぎ目のないサービスの形、そして誰一人……
○議長(廣田均議員) 3分前です。
◎市長(武久顕也君) 取り残さないという考え方で進めていく必要があると思います。 今後の課題だと思いますのが、例えば包括支援センターは社協さんにお願いをしていて、社協さんが包括支援の関係の様々な業務をシステムを使ってやっていただいてたりいたします。そのシステムが果たして今の形に合ったものかどうかということになると、これはもう社協さんに委託をしている部分なので、そこはもう社協さんの責任でということになると、恐らく同じレベルでやっていくというのはちょっと難しくなってくるんじゃないかなとも思ったりするところがあります。したがいまして、市だけじゃなくて、市と連携する機関のDXも含めてやっていかないと、もっと申し上げると、市民の皆さんの暮らしのDX化も進めていくということになると、市民の皆さん方のそうしたものに対する理解度を高めていくということ、いろんなところを、市役所だけよければいいという話にはなってこないんだろうなというように思います。したがいまして、そういったところを、市役所の業務内からもちろん始めていくことはやむを得ないんですけども、そこにとどまらず、関係機関とも連携しながら、この恩恵をどのように享受していくかということを考えていくのがこれからの課題だと思っておりますので、前向きに取り組んでまいりたいと思います。
○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。 〔5番 川勝浩子議員 登壇〕
◆5番(川勝浩子議員) やっぱりシステムであったり、それをデジタル化していくというのは大変なことだと思いますし、このDX化というのも本当にたくさんの壁や制約があるというふうに思うんですが、少しでも関わる人たちの業務が本当に大変な思いをして動いてくださっている業務が少しでも軽くなるように……
○議長(廣田均議員) 残り1分です。
◆5番(川勝浩子議員) 本当に前向きに取り組んでいただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 これで私の一般質問を終わります。
○議長(廣田均議員) 以上で川勝浩子議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩します。 午後1時52分 休憩 午後2時3分 再開
○議長(廣田均議員) 再開をいたします。 次に、発言順序11番、岩田惠一議員の一般質問を行います。 6番岩田惠一議員。 〔6番 岩田惠一議員 登壇〕
◆6番(岩田惠一議員) それでは、議長の許可をいただきましたので、1回目の質問をさせていただきます。 たくさん項目があります。端的に1回目の答弁をお願いしたいと思います。 質問事項の1、新型コロナウイルス感染症対応について。 岡山県にも12日までの緊急事態宣言が発令されています。瀬戸内市のコロナ発生件数は増加、児童、若年層にも発症が広がっています。 そこで、質問の要旨1、瀬戸内市においても感染者が増加していますが、市長の、発令前、それから現在、宣言解除後、こういった状況のそれぞれに向かう姿勢というものをちょっとお伺いしたいと思います。 要旨の2、現在のワクチン接種状況、これは昨日の日下議員の質問にもありましたので、時間の関係で割愛をさせていただきます。用意していただいたかと思いますが、ありがとうございます。 3番目、妊婦、教員等の優先接種です、これを検討しているのかというふうに伺ってますが、この辺を今、優先順位の状況というんですか。優先順位的にそういう人がどう受けられているのか、状況を教えていただきたいと思います。 それから、私の記憶なんですが、抗原検査キットを国から、それぞれ地方に配布しているというふうに聞いたんですが、それであれば、活用を考えているのか、お教えいただきたいと思います。 それから、要旨5、今後のワクチン供給予定と市の接種スケジュール。なかなか読めないとこがあると思うんですが、年内に打てるのかと、ほとんどの人が。心配しておりますので、ちょっとお答えください。 6番目、これは難しいんですが、接種できない方、いろいろ病気を持っておられてできない方、それからやっぱり心配だということで拒まれる方がおられて、この辺がどうしても残ってくると思うんですが、こういう方たちにどういうふうに対応していくのか、策があれば教えていただきたいと思います。 質問事項の2、瀬戸内市立美術館の状況です。 先日、刀剣博物館の山鳥毛特別展示、山鳥毛を見るのは3遍目だったんですけど、初日に行かせていただきました。久しぶりになかなかすばらしいなというふうに思いました。刀剣博物館もよく行かせていただくんですが、今日は美術館のほうについてお話しさせていただきたいと思います。 まず、瀬戸内市立美術館、11年になるんですが、ある人から、また、私から言わせてもらっても、ある一室を間借りさせてもらって、アンケートによると、すばらしいという意見の中に、入り口が分からない、市役所の支所のほうに入ってしまったとか、そういった意見もあるんですが、そういう中において、非常にいろいろバラエティー豊富な展示をしていただきまして、頑張っておられるんですが、ここ5年間の入場者の状況を教えていただきたいと思います。 それから、この2番、非常に大切だと思ってるんですが、美術館の役割というのは、展示以外にいろいろな美術館によってまちが変わるとか、また子どもたちとか市民の芸術に対するレベルアップだとか、そういう役目も私は持ってるんではないかと思っていますが、展示以外の活動について、どんなことを今行われているのか、教えていただきたい。 また、要旨の3として、今後はどのような美術館を目指されているのか、お教えいただきたいと思います。 それから、防災行政無線について。 一つだけです。今、整備を、スマホとかインターネットとか、いろいろなんで、それから無線機です。施策を進められておりますが、今現在はまだ田んぼの中で畑をやっていて、ちょうどある人と話しとるときにコロナの放送があったんですが、何言うとんか聞こえんねえと、外にいたにもかかわらずね。いつよくなるのかなという話がありましたので、これについて進捗状況を教えていただきたい。 それから、最後に海岸のごみ。 牛窓地区は日本のエーゲ海と、観光客の皆さん、すばらしいところですからぜひおいでくださいということなんですが、この前、ある人から電話がかかってきまして、非常にごみがたまってるよと。海水浴場です。ありがたいことにすぐに対応していただきまして、台風の前だったんですが、7月の終わりです。きれいにしていただきました。そしたらまた、今度は台風が来まして、すごいことになったんですわ。それも県と連携していただきまして、非常にもうよみがえった。もう赤ちゃんでも遊ばせてもいいぐらいきれいな砂浜にしていただきました。今回お願いしてきれいになったわけですが、またボランティアの方がこの前、牛窓におられる方がボランティアを募りまして、100名ぐらいの方が参加して、海岸の清掃を行ったとかということも聞いていて、頭が下がる思いです。しかし、これはその都度の対策になっておるという認識です。 質問の要旨の1です。 牛窓地域を中心とした海岸ごみの清掃は、現在、今どういうようになっているのか、また今後どうしていくのか。 2番目、海のごみは市だけでは解決しない、難しいと思われます。SDGsも含めて。川上から流れてくるごみが海に来るということになるんですが、この辺も県とか国とかに対して、一緒に行うとか、対策をするということが、もし今行われているのであれば、よろしくお願いしたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。
○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。 〔こども・健康部長 難波彰生君 登壇〕
◎こども・健康部長(難波彰生君) それでは、私のほうから質問事項の1、要旨の1から6まで、2番を除きまして答弁させていただきます。 まず、1でございます。 新型コロナウイルス感染症における市の大きな役割は、感染拡大防止のための新しい生活の様式の定着や感染リスクが高まる五つの場面を回避することを促すなど、感染予防対策に関する広報活動、きめの細かい情報発信等を継続して取り組むことで、市民の皆さんの感染予防を推進することとされています。本市における具体的な取組では、市民の皆さんがマスクの着用、手洗いの励行、3密の回避などの感染予防対策に意識的に継続して取り組んでいただけるよう、広報紙、ホームページ、行政無線などを通じ、繰り返して広報活動に取り組むことが重要で、緊急事態宣言下の急速な感染拡大期において、新しい生活様式の実践、人流を抑制するための不要不急の外出控え、岡山県から出されている五つの岡山ルール、マスクコードなど、市民の皆さんが予防意識を持って予防対策を実施することができるよう、これまで広報活動を進めてきたところでございます。引き続きこうした啓発に努めてまいります。 また、市民のワクチンの接種は、感染症の重症化予防につながる大変重要な事業であり、市の責務において実施することとされています。本市におきましても、今後も国の動向やワクチン供給に合わせ、関係者と協議を重ね、一人でも多くの接種を希望される方ができるだけ早く接種を完了できるよう、引き続き効率的な接種体制の整備に取り組んでいきたいと考えております。こうしたことは、新型コロナウイルスの感染が始まって以降、一貫して市のほうで進めているものでございます。 次に、3番でございます。 本市では、基礎疾患を有する者の優先接種に併せまして、市内の幼稚園、小・中学校、高等学校の教職員、保育士、障害者施設従事者等、接種を希望される方を優先接種の対象としまして、7月10日から接種を行っております。8月中旬までに275名の教職員の方について優先接種を実施をしております。また、妊婦さんの優先接種につきましては、国からの要請に基づきまして、8月31日から9月2日までの3日間、妊婦さんとその配偶者等、優先接種対象者とした接種機会を設けました。対象となる妊婦さんには、健康づくり推進課の職員が個別に電話連絡を行うことで周知を図りまして、計26名の妊婦さんとその配偶者、妊婦さんが17名で配偶者の方は9名でございます。接種をされております。 次に、4番でございます。 令和3年6月9日付の厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部の医療機関、高齢者施設等への抗原簡易キットの配布事業について、また8月20日付の保育所等に配布をした抗原簡易キットの取扱いについてといった事務連絡によりまして、保育所、認定こども園等の従事者に症状が現れた場合、早期に陽性者を発見することで感染拡大を防止するということを目的として、希望の園に抗原簡易キットを配布する事業が進められているところでございます。職員が出勤の前に体調が悪いなど、症状がある場合は出勤をせず、医療機関を受診するということが原則でございますが、出勤後、体調の変化を自覚した場合、医療従事者、または一定の研修を受けた従事者の管理の下で、鼻腔拭い液を自己採取し、検査をすることができるというふうにされております。検査の対象は保育所の従事者のみで、検体の採取が医療行為になるため、園児のを提出することはできません。先日、抗原検査キットの配布について、希望の調査がございましたが、検体の採取、様々な制限がございますので、少し使いにくい面はございますけれども、キットがあれば、いざというときに迅速な判定ができるという可能性がございますので、各園に一定数を配布しておき、万一の場合に利用する方向で検討をしております。 5番です。 8月16日から再開をしております集団接種につきましては、9月6日から2回目の接種が始まっており、9月26日までで2回目の接種が終了する予定となっています。その後、9月27日以降の接種スケジュールにつきましては、接種用のワクチンにつきまして、先日県から二箱が追加で配分され、計4箱、4,680回分、これは2,340人分になりますけれども、そのワクチンが配分されました。この4箱の接種をできるだけ早期に効率的に接種できるよう、現在、接種体制や日程について邑久医師会と調整を行っており、9月下旬の平日と、昨日の島津議員の答弁でもさせていただきました10月から11月上旬にかけての土日に集団接種で実施をする計画としております。 なお、この配分が確定しております4箱以降のワクチン配分につきましては、国、県から連絡が来ておらず、その後の計画につきましては未定となっております。 次が6番です。接種ができない方。 新型コロナワクチンの接種は強制ではございません。接種による感染予防効果と副反応等のリスク、この双方をご理解いただいた上で接種をするかどうか、接種されるご本人の意思に基づいて決定をしていただいています。また、重度の過敏症などの既往歴があるなど、体質により接種ができない方も一定数おられます。こうしたことから、接種をされていない方に対しまして、接種を強制したり、差別的な扱いがされることがないよう、厚生労働省や岡山県が公表しておりますワクチンに関する様々な情報を市のホームページや広報紙を通じて情報提供をしているところでございます。引き続き啓発に努めてまいりたいと考えますので、よろしくお願いします。 私からは以上でございます。
○議長(廣田均議員)
頓宮文化観光部長。 〔
文化観光部長 頓宮 忍君 登壇〕
◎
文化観光部長(頓宮忍君) それでは、私からは質問事項の2についてご答弁申し上げます。 まずは、質問の要旨1でございます。 瀬戸内市立美術館の過去5年間の入館者数についてでございますが、展覧会入館者とギャラリー利用者を合わせまして、平成28年度は1万7,524人、平成29年度は2万2,970人、平成30年度は1万8,648人、令和元年度は2万7,621人、令和2年度は1万3,276人となっております。なお、令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休館や移動制限等もあり、大きく落ち込んだ数字となってございます。 続きまして、質問の要旨2でございます。 美術館の役割の一つといたしまして、作品展示のみではなく、美術講座の開催など、広く市民に美術に親しんでもらえる機会を提供することも重要な役割であると考えております。このため、市民や来館者に美術に親しんでいただくため、展覧会に併せて講演会やギャラリートークなどを実施いたしております。また、学校等で来館された際には、作品解説だけではなく、対話型鑑賞を取り入れるなど、児童・生徒が美術に親しみ、興味関心を高めてもらうための工夫をいたしております。さらに、公民館と連携して、絵画等を制作する講座なども開催いたしております。しかしながら、現状で申し上げますと、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、講座等のイベントの実施が困難な状況となっており、このため、密集等が懸念されるギャラリートークを、ソーシャルディスタンスなどの対策が可能なスライドトークに変更するなど、感染症対策が可能な一部の講座に限り、開催をいたしている状況でございます。新型コロナウイルス感染症の収束後におきましては、児童・生徒を対象とした対話型鑑賞会や美術講座の再開、また希望する団体等への出前講座の実施等も検討してまいりたいと考えております。 続きまして、質問の要旨3でございます。 美術館条例では、美術館の設置目的として、市民の芸術文化の振興をはじめ、芸術文化活動を通した生涯学習の振興、人や物の交流の促進、及び魅力あるまちづくりに寄与するといたしております。このことからも、市が目指す美術館の形といたしましては、市内外の優れた作品を展示することによって、広く一般市民に美術鑑賞の機会を提供し、瀬戸内市の芸術文化の振興を図るとともに、芸術文化の発信拠点として、交流人口の増加を図ることにより人や物の交流を促進し、魅力あるまちづくりに寄与できる美術館を目指しています。そのための施策といたしまして、今までに美術館にお越しいただいたファンの方々のみではなく、新たな来館者層を増やすべく、魅力ある企画展、特別展等を企画いたします。また、地元の著名な芸術家や郷土の作家の顕彰などを積極的に行うことにより、市民に優れた芸術作品に出会う機会を提供し、郷土に誇りを持ち、美術や芸術を身近に感じていただけるための取組を行います。また、講座やイベントの開催、市民や芸術家の発表の場の提供なども進め、美術を核とした美術文化の振興を図ってまいります。併せまして、市内観光地などと美術館を周遊する仕組みづくりなども進め、周辺地域との連係などについても取り組んでまいりたいというふうに考えております。 私からは以上でございます。
○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 〔総務部参与 武藤康也君 登壇〕
◎総務部参与(武藤康也君) それでは、私から質問事項3について答弁させていただきます。 防災行政無線の放送は、緊急時の防災放送や火災放送だけでなく、新型コロナウイルス感染症の予防対策や火災予防、特殊詐欺防止などの注意喚起の放送も行っています。現在、運用している防災行政無線は、平成19年度から運用を開始していますが、放送内容が聞こえにくい地域があることについては承知をしております。それを可能な限り解消するため、防災情報伝達システム基本構想をまとめ、新たな防災情報伝達システムを整備することを決定し、令和3年度末の完成に向けて整備を進めております。 ご質問の屋外放送塔の更新状況については、屋外での音の聞こえを改善するため、音声が明瞭かつ遠くまで聞こえる高性能スピーカーに更新し、広い範囲への音声到達を目指すとともに、新たに屋外放送塔を設置するなどして、難聴区域の解消に努めることとしています。現在、親局の整備やネットワークの構築、屋外放送塔の建柱などの工事に着手しており、進捗率は47%でございます。引き続き12月の試験放送に向けて整備を進めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。 私からは以上でございます。
○議長(廣田均議員)
難波産業建設部長。 〔
産業建設部長 難波利光君 登壇〕
◎
産業建設部長(難波利光君) 続きまして、私のほうからは質問事項4の要旨1につきましてご答弁申し上げます。 市が行っております現在の取組といたしましては、邑久地域と牛窓地域のそれぞれ1か所で年に1度、海岸清掃を行っております。昨年度は開催を見送っておりますが、今年度は去る7月28日水曜日に、邑久町虫明の扇海岸、そして牛窓町牛窓の莚江海岸を清掃の場所として、約160名の方にご参加をいただいて、清掃を行っております。結果としては、2トンダンプで3台分の漂着ごみなどを回収しているところでございます。 この海岸清掃の取組ですが、リフレッシュ瀬戸内として、平成19年から実施させていただいておりまして、国土交通省と瀬戸内海沿岸の11府県、107の市町村で構成をしております、瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会、この協議会の骨格的な活動として位置づけをしているところでございます。この活動については、今後とも継続して実施する予定でございまして、清掃箇所につきましては、関係機関と協議の上、適宜場所を決めながら実施できればというふうに考えているところです。また、これ以外にも、各種団体のボランティアさんの活動によって海岸清掃を行っていただいているケースもございます。海ごみにつきましては、このように海岸に打ち上げられた漂着ごみ以外にも、海面や海中を漂う漂流ごみ、そして海底に積もった海底ごみなどがあり、海ごみの内容としては、河川から流れ出るもの、周辺の海域から海流に乗って流れてくるものなど、多岐にわたっておりますが、その中で最近では廃棄プラチックなどが問題視されており、環境面で全国的な問題ともなっております。 今後の対応といたしましては、地道な活動になるかもしれませんが、海岸清掃の輪をさらに広げ、海の現状をしっかりと認識しながら、地域の環境改善につながる活動として広げていきたいというふうに思っております。 私のほうからは以上でございます。
○議長(廣田均議員) 浦上
市民生活部参与。 〔
市民生活部参与 浦上憲治君 登壇〕
◎
市民生活部参与(浦上憲治君) それでは、私からは質問事項の4、質問の要旨2についてご答弁申し上げます。 瀬戸内海の海ごみの大半は、河川から内陸部の生活系のごみが流れ込んでいると言われております。また、海ごみは広範囲にわたるため、市だけでは解決が難しく、国や県など、関係機関との連携により、その発生の抑制を図るとともに、適正処理を行っていくことが必要と考えております。海ごみの発生抑制に係る取組では、三大河川流域啓発リレーにおいて、県や近隣自治体と連携し、流域での清掃活動と併せ、環境学習等を行っております。また、岡山連携中枢都市圏を構成する近隣の11市町との連携では、瀬戸内の海洋保全を目指す取組として、海ごみ問題のパネル展示など、啓発活動を行うこととしております。 また、海ごみ処理の状況でございますが、国、県、自治会、またはボランティアの方々が、清掃された海ごみはクリーンセンターかもめでその受入れと処理を行っており、県の補助制度、海ごみ地域対策事業費補助金等の活用により、適正な処理、処分を行っているところでございます。 今後も、国、県、近隣自治体とは海ごみの発生を抑えるための開発活動、情報共有、または適正処理に努めることで連携を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 私からは以上でございます。
○議長(廣田均議員) 武久市長。 〔市長 武久顕也君 登壇〕
◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうからも質問事項の1、要旨の1につきまして答弁させていただきたいと思います。 先ほどご質問の中にございました、この緊急事態宣言であったりとか、この前、そしてこの最中、そしてその後の市長としての姿勢についてというご質問でございましたので、申し上げたいと思います。 もうご存じのとおり、現在、岡山県下では緊急事態宣言が出され、またこれが解かれることになりますが、引き続きまん延防止等重点措置に切り替わるということで、引き続き対策に取り組んでいかなければいけない状況であるということは議員もご承知のとおりだと思います。たしか8月20日からだったと思いますが。岡山県も感染者数が増えていくという状況の中で、私たちが常に考えておりますのが、国としてもしっかりと進めているこのワクチンの接種、これをどのように速やかに行っていくのか、そして事故のないように安全に行っていくのかということを、この期間の前、最中、そしてこの後においてもしっかりとやっていかなければいけないということは言うまでもありません。その上で、この緊急事態宣言等の前の基本的な考え方でありますけれども、これまでもそうでありますが、感染症の防止措置を十分に市民の皆さんにも、そして我々も含めて取りながら、様々な活動を市民の皆さん方にも行っていただくということを、できるだけご支援していかなければいけないというように思っておりました。当然、私たちも、そうした市民の皆さん方の活動をどのようにご支援していけるかということも考えながら、併せて市民の皆さんとともに、この感染症を乗り切っていくという考え方で、そのような姿勢で取り組んでまいりました。そして、緊急事態宣言が出されました後は、やはりこのルールに基づいて、市民の皆さん方にも様々な制約をお願いしなければいけないということ。特に今回は人流の抑制を図るということが叫ばれておりましたので、そうした意味で、公民館、そして図書館までも、今回休館といたしまして、この人流の抑制ということに市を挙げて取り組んでいこうということをやっております。併せて、防災行政無線でも私自身が皆さん方に呼びかけをさせていただきながら、とにかく感染症の予防と、そして何か異変を感じた場合には迷わず医療機関に行ってほしいといったことも含めて、呼びかけをさせていただいてまいりました。現在では、瀬戸内市でも全くゼロにはなっておりませんけれども、最近では少し感染者数の抑制がかかってきてるかなというように思っておりますが、決して油断はできないという状況だと思っております。 今後の話でありますけれども、まん延防止に移り、その後、うまくこれが解除されていった段階でどのように感染症と向き合っていくかということでありますけれども、これはもう本当に世界を見ても、例えば中国のように完全にゼロに抑えるということをやるというのは、日本では現実的には不可能だと思います。つまり、欧米も含めて、このコロナとともに生きていくということを目指していく必要があると思っております。恐らくこれから数年はこの感染症と向き合っていくような時期が続いていくという前提で、私たちは生活を送っていかなければいけないと思っております。その際に、いかにこのコロナ禍、また感染症と向き合いながら、新しい生活様式という言葉があるように、様々な市民の皆さん方の暮らしをしっかりと支えていくかということに重点を置いていく必要があるのではないかと思っております。 いずれにしましても、市民の皆さん方と適切なルールに基づいて、そして一緒に乗り切っていく姿勢をこれからも忘れずに取り組んでまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
○議長(廣田均議員) 岩田惠一議員。 〔6番 岩田惠一議員 登壇〕
◆6番(岩田惠一議員) ありがとうございました。2回目の質問に移らせていただきます。 まず、コロナ関係につきましては、この宣言後、今秋にかかりまして、通常であれば、イベントが盛りだくさんの時期を迎えます。牛窓で言いますと、順番はともかくとしまして、朝鮮通信使、お祭り、オリーブ収穫祭、この辺がいろいろな、またコンサートとかも予定されているとは思うんですが、これに対しての注意喚起というんですか、方針とかが、市長どういうふうに出されようかと。どうぞやってくださいと。こういう時期ですので、これとこれとは今までとは違って徹底してくださいとか、そういった何か、実施する上でも、常滑でどうぞというてコンサートをやりましたけど、あれはむちゃくちゃと言えばむちゃくちゃなんですが、すごい密集がありまして、コロナが発生してます。小さいまちですけど、とにかく通常であればイベントがめじろ押しなんで、止めるわけにはいかないかも分かりませんが、何か特別に、今年のコロナ禍の緊急事態宣言、まん延防止後のすぐの直近、この2か月、3か月の注意喚起とか、これを守ってもらおうというものがありましたら、市長、お考えをお聞かせ願います。
○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。
◎こども・健康部長(難波彰生君) 市内に限らず、イベント開催につきましては、市のほうのイベント開催等の考え方というものをホームページのほうで、それぞれ、緊急事態宣言が開始されたとき、それからまん延防止措置が講じられたとき、それからそれが解除されたとき、それぞれに応じまして、イベントを開催する場合にはこういう方針で市のほうでは開始してますと。市民の皆さんもこういったことを気をつけてやってくださいねということをお示しをしております。それぞれガイドラインというものがございまして、そういったガイドラインを守ってやってくださいというのが、それぞれの行事ごとに適用するガイドラインを見ていただいて、そのガイドラインに沿った感染症対策ができるんであれば、その中でやってくださいということは示しております。それから、上限人数、それから県外からのこういった集客があるかどうか、そういった状況に応じても違いますけれども、そういった内容について、国が示しておりますイベント開催の基準を守ってやっていただきたいと、そのように考えております。
○議長(廣田均議員) 岩田惠一議員。 〔6番 岩田惠一議員 登壇〕
◆6番(岩田惠一議員) 人間です。なかなか守れるようで守れません。今、部長がおっしゃったように、ホームページなりを見て、それを守ってくださいと言っただけでは、多分守れないと思います。イベントというのは、美術館みたいに人数制限ができたり、よそから、横から入ってきたりとかというのは、管理ができるようなイベントであればいいんですが、大体秋のイベントは野外が多いです。例えば、私も関わらせていただいた瀬戸内の国際交流フェスタ、たくさんの方が来ていただきますが、例えば、幾ら守ろうと思っても、着替え、市長も汗だくで着替えていただくんですが、もう非常に密になるんです。オリーブ収穫祭でも、食べ物とかというと、どうしても間を空けて並べません。あと、お祭り、秋のだんじりまつりとかでも、これもばらばらというのは難しいと思うんですが、この辺をやめるというわけにはいかないと思いますが、より主催者とよく話を、見てくれというだけではなくて、こういうふうにやってくださいという、マニュアルどおりに注意してくださいというだけじゃなくて、指導していただいてはどうかと思うんですが。